①カウンセリング、対話の時間をとても大切にしています。
不安なこと、よくわからないこと、どうぞ心置きなくお話し下さい。
②不妊クリニックドクター、不妊専門泌尿器科ドクター、胚培養士など医療機関との連携ができています。
治療を進めていく上で病院では聞けなかった疑問点などをひとつひとつ確認しながら必要な情報を提供し
不妊コンシェルジュのような役割をさせていただきます。
③プレコンセプションケアに力を入れています。
プレ(Pre)とは、そのまえに そして
コンセプション(Conception)とは受胎、おなかの中に新しい命をさずかることをいいます。
プレコンセプションケアとは、”大切な命を授かる前のケア”
妊娠前のご夫婦の体の状態は生まれてくるお子さんの健康状態に直結しています。
食事・睡眠などの生活習慣を整え、現在の健康状態をより良いものにすることは、
妊娠そのものだけでなく、将来のご家族の健康や幸せに欠かせません。
そういったことも考えながら生活習慣のお話しをさせていただきます。
④忙しい現代、人は常に何かをしています。
仕事や家事だけでなく時間があればスマホを開き 何か検索している…
なにもしていない時間、ぼーっとしている時間、そういう時間を持つことがありますか?
そのようなリラックスの状態にこそ体は初めてきちんと機能していきます。
当院では、施術中はもちろんのことこちらにいらしてから玄関を出るまでの間、心からリラックスして
頂けることをとても大切にしています。
鍼とお灸で治療を行うのは当然のことですが、
そこだけにとどまらずその方に合った妊活のスタイルを見つけ出し、一緒に考えて一歩づつ前に進んでゆくことを大切に一日5名限定でカウンセリングも含めた治療に取り組ませて頂いています。
その結果ほとんどの方が途中で離脱することなく、大変高い妊娠率につながっています。
※WHO(世界保健機構)は、鍼灸治療の適応疾患として不妊症を認定しています。
不妊の原因
ストレス⇒ 自律神経、ホルモンバランスの乱れ
忙しく変化の目まぐるしい現代に生きる私達は思いの外ストレスにさらされています。
脳の中では、ストレスを感じる部位”情動脳”である大脳辺縁系に包まれるようにしてホルモンの中枢である視床下部があります。
視床下部から 下垂体に向け性腺刺激ホルモン放出ホルモンが出され、その結果下垂体から卵巣に向け黄体刺激ホルモン、卵胞刺激ホルモンが出て、そこで初めて卵巣は子宮にむけエストロゲンやプロゲステロンを的確に出すことができるのです。
長く続くストレスにより ホルモンの中枢である視床下部が影響を受けることで、生理が止まってしまったり生理周期が乱れたりします。
そういったことが不妊の原因の一つになっていることは否めません。
鍼灸を行うことで自律神経が整い、心身がリラックスすることは様々な文献で証明されています。
当院では鍼灸だけでなくアロマの精油(ラベンダー、ベルガモット他)を用いて自律神経と関係の深い背部などを丁寧にトリートメントします。
当院の鍼灸アロマを受けることで 日常のストレスから少しでも開放されて
心身ともにリラックスして頂けることが 妊娠につながると考えています。
冷え、血流障害
冷え症という病名は西洋医学にありません。
ですが東洋医学では治療すべき疾患とみなされています。
冷えの原因となっているもの
汗をかくことが大切な夏でもクーラーの効いた室内で冷蔵庫で冷えた飲みものをとり、一年中出回っている夏野菜を食べ、体は常に冷え切った状態になっています。
また、体を動かすことで筋ポンプ作用が働いて体内を巡る毛細血管はきちんと流れ、各組織、臓器に栄養や酸素を運ぶはずなのですが、歩いたり、走ったりすることが少なく、座っている時間の多い毎日ではそれが行われず、流れの悪い川のような血行不良の状態を引き起こしています。
そして忙しく交感神経優位な毎日を過ごすことも体を冷やすことにつながっています
血管、特に毛細血管が体の隅々まできちんと流れていることが体の機能にはとても大切です。
血行不良=冷え があると体は思うように機能することができません。
当院は、鍼の優しい刺激 心地よいお灸、マジョラムなど血流改善効果のある精油でのアロママッサージ、遠赤外線治療器サンビーマーを
バランス良く使うことで深部までしっかり温めていきます。
子宮卵巣だけでなくすべての臓器が 最も良い状態で働くことで妊孕力が格段に高まります。
不妊の原因~女性・男性
赤ちゃんがなかなかできない! というと女性だけが肩身の狭い思いをしてきた時代が長く続きましたが未だにそのように言われることが少なくありません。
現在WHO(世界保健機関)の見解では不妊の原因は、女性因子、男性因子ほぼ半分だと言われています。
女性は、不妊専門クリニックにおいてホルモン検査のほか子宮、卵巣のエコー検査、卵管造影など行いますが、一方で男性は、不妊クリニックいわゆる婦人科で精子の数値をチェックするだけとなっているのが現状です。
精子の専門は泌尿器科です。
男性も泌尿器科の不妊専門医で男性因子をきちんと精査することにより、不妊治療がステップダウンすることもあるのです。
当院では 不妊専門泌尿器科のドクターとの連携もできています。
現時点でご主人様に必要なことを 的確にアドバイスすると同時に必要であれば 男性が通いやすいクリニックのご案内なども行っています。
治療の目安・お伝えしたい大切なこと
身体の中には、今まで経験してきた様々な思いや生活習慣が刻まれています。
そこを紐解いて行くと、根本の原因が見えてくることがあります。
治ったと思っていた病気が、身体の奥の方ではまだ完治していなかったりして表面に現れて辛い症状を引き起こしているということもあります。
生活習慣で培ってきたもの、古い怪我などは、1回の鍼灸治療で改善するものではありません。
治療を積み重ねることが、体質改善、自然治癒力を高めることにつながります。
まずは、2週間に1回くらいのペースで、治療を受けていただくことをお勧めいたします。年齢、体質、症状、疾患などによって、施術回数には個人差がございます。
なお 採卵周期、移殖周期などは 相談しながらより効果が出やすいタイミングでの施術を行って参ります。
3ヵ月~半年くらいで寝起きが楽になった、疲れにくくなった、基礎体温や月経周期が安定してきたなどの変化が見られ、その結果結果妊娠するという方が多くいらっしゃいます。病状や身体の状態、不妊期間により、半年~1年以上とお時間がかかる方もいらっしゃいます。
焦らず、あきらめず きちんと取り組んでいくことが大切です
今、ここで自分の体にしっかり向き合うこと、自分に手をかけてあげることは、妊娠・出産だけでなく、女性としての一生を素敵で健やかにすることにつながっていくと考えて、治療に臨ませていただいています。
不妊治療に入っしまうととかくそのことだけに囚われてしまいがちですが、鍼灸アロマを受けながら今のご自分を好きになり、大切に、慈しむ、そんな時間にしていただきたいと心から思っています。